支笏洞爺国立公園

柴田屋のある洞爺湖温泉町は北海道の南、支笏洞爺国立公園の中にあります。支笏洞爺国立公園は昭和24年に指定された国立公園で、 わが国を代表する火山性陥没湖(カルデラ湖)である支笏湖と洞爺湖を中心に、 羊蹄山、樽前山、有珠山、昭和新山などの火山や温泉、 地獄谷などの火山現象によって構成される天然の火山博物館です。

洞爺湖と有珠山

洞爺湖は約2万年くらい前、陥没によって生じたカルデラ湖で、周囲は約43km、東京の山手線一周と同じくらいのド−ナツ型の湖です。 湖の中央には大小4つの島からなる「中島」が あり、野生のエゾシカも生息しています。昭和の初期には硫黄鉱山の影響で、湖の生息魚類一時期危険な状況になりました。現在では順調に回復して、ワカサギ、サクラマス、アメマス、ニジマス、エゾウグイ、コイ、フナ、ヨシノボリ、モクズガニ、スジエビ等が生息しています。

有珠山は2000年にも噴火した活火山です。時に街を壊滅状態にまで追い込みますが、温泉と自然景観を提供してくれる貴重な存在です。2000年の噴火の際に出来た「西山火口」では現在も上がる噴煙を間近に見ることが出来ます。